コニカミノルタ + クアルトリクス
コニカミノルタ + クアルトリクス
クアルトリクスを導入して、調査とアクションを現地化し、本社は戦略や企画に専念できるようになりました。
約150か国で事業を展開するコニカミノルタは、グローバルカスタマーエクスペリエンス(CX)調査の実施にQualtrics Customer XMを導入しました。アクションまでを同一プラットフォームでできるため、調査実施の効率が飛躍的に改善した結果CXチームはCX改善のための戦略的な業務に集中できるようになりました。
コニカミノルタのエクスペリエンスギャップをなくすための取り組み
CX調査の現地化により、本社は戦略部門へ
2018年のGDPRにより欧州のデータを欧州域内で管理する必要が出てきました。それが、グローバルCXの調査を見直す契機となりました。いくつかの会社と比較検討しましたが、クアルトリクスを選んだのは、操作が簡単で多言語対応していたこと、また当社の意見も聞いてくれそうだと感じたこともあります。
クアルトリクス導入後は、グローバル調査のための様々な翻訳も不要になり、集計の業務もなくなったため、以前は3-4か月を費やしていた調査結果をリアルタイムに共有できるようになりました。おかげで、本社は「調査の実行」ではなく、調査結果を踏まえてどのような対応をすべきか、というところへリソースを集中できるようになりました。また、各国による独自のアクションを検証し成功例を他国で横展開するなど、よりCX「改善」のための業務に専念できるようになりました。
2020年、トランズアクション調査とチケッティングの組み合わせを開始。
管理部門から事業部門へ移ったCXチームは、単なる満足度向上ではなく、売上に貢献するための施策を展開する。それが、トランズアクション調査とチケッティングの組み合わせです。これにより、顧客の不満に間違いなく対応するための部門を超えた仕組みを構築でき、CX文化を社内に浸透させる効果も期待できます。
「ものづくり」の会社から「サービス業」の会社のCXに挑戦中
コニカミノルタでは、ITサービス事業の成長にも力を入れています。従来の「製造業」におけるCXと比べて、「ITサービス企業」としてのCXは全く異なるものだと感じています。基本的には「売ったら終わり」の製造業に比べて、ITサービス分野では売ってからの顧客とのリレーションが続いていくからです。荒木氏の上司もシリコンバレーを拠点としており、特にシリコンバレーのITサービス企業のCXなどから学びながら、CX改善によるITサービス事業の成長を進めています。
クアルトリクスを選んだ理由
多言語とリアルタイム化
プラットフォームが多言語対応しているため、以前は数か月を要していた調査の準備から実施、分析までをリアルタイムで実施できるようになりました。
アクションの自動化
調査結果が一元化され、アクションが必要な場合は担当部署に直接連絡が飛びます。
チャネルを超えた融合
部署をまたいでCXを効率的に管理するシステムにより、顧客中心主義分のさらなる浸透を期待できます。
様々な調査
クアルトリクスを使ってアドホックな調査が実施できることになり、優先的に取り組むべきことをすぐに発見できるようになりました。
コニカミノルタの導入効果
コニカミノルタの導入効果
クアルトリクス導入後、未導入の多くの国からも、クアルトリクスを使いたいという要望が上がっています。
グローバルにコニカミノルタのCXの継続改善が進んでいくよう、本ツールの導入以外にも手を打ち続け、カスタマーサクセスが実現するように取り組んでいきます。
荒木 稜 氏
デジタルワークプレイス事業本部 DWP販売推進部 CXグループ
コニカミノルタ株式会社