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プレスリリース

クアルトリクス、従業員体験を管理・分析する
エクスペリエンスマネジメント(XM)の新機能を日本語で提供開始

データドリブンかつ戦略的アクションを実現するクアルトリクスの新しい
AIソリューションで、日本の従業員エンゲージメントを強化

アディダスやAllstateなどのグローバル企業が採用

管理職の能力と従業員満足度の向上で生産性とモチベーションの高い職場環境を実現

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【2025年11月10日 東京発】

米国クアルトリクスの日本法人、クアルトリクス合同会社(本社:東京都千代田区、カントリーマネージャー:熊代悟、以下「クアルトリクス」)は、従業員体験を管理・分析する エクスペリエンスマネジメント(XM for Employee Experience™)の新しいQualtrics® AI機能の日本語での一般提供開始を発表しました。本機能は、複雑な従業員のフィードバックを収集・分析し、得られたインサイトを推奨事項やアクションに変えることで、従業員のエンゲージメント・満足度・生産性を向上させます。XM for Employee Experience向けの新機能である、Qualtrics Assist、コメント要約、対話型フィードバックの機能は、従業員からのフィードバックをもとに、バイアスを減らし、管理職やチームのパフォーマンスを最大化させる、明確で実践的な推奨事項を提供します。

クアルトリクス合同会社のカントリーマネージャー、熊代悟は次のように述べています。「日本企業にとって今が正念場です。人材争奪戦を乗り切りながら生産性を向上させるプレッシャーにより、経営陣は従業員体験プログラムにこれまで以上に高い成果を求めています。受動的なデータ収集から脱却し、積極的かつ戦略的な行動へ移行する必要があります。クアルトリクスの新たなAIソリューションは、この課題のために特別に設計されました。単なるインサイト提供にとどまらず、明確で優先順位付けされた提言を全管理職に提供できるので、複雑なフィードバックを最も必要とされるタイミングでエンゲージメントと高いパフォーマンスを生み出す原動力へと変革します」

 

1. Qualtrics Assistにより、組織全体の管理職が従業員からのフィードバックを理解し、行動に移すことが可能に

AIを活用したダッシュボードアシスタントであるXM for Employee Experience向けQualtrics Assistは、従業員体験データのインサイトをアナリスト、管理職、リーダーに迅速に提供し、重要な改善すべき事柄に集中できるようサポートします。マネージャーは「チームの協力体制をより高めるために、次回のチームミーティングではどのような話をすべきか?」や「自由記述式のコメントで最も多く取り上げられているトピックは何か?」といった簡単な質問をするだけで、チームのデータを詳細に把握できます。また、ガイド付きプロンプトを使用して、データをより詳細に分析・理解できます。

Qualtrics Assistは最も関連性の高い従業員エンゲージメントのデータを特定し、科学的根拠に基づいた業界ベンチマークデータ、手法、ベストプラクティスを適用して、複雑なデータを明確でシンプルなインサイト、推奨事項、および具体的なアクションに変換します。

 

2.AIが生成したコメント要約で自由記述式のフィードバックを分析し、チーム特有の動向を特定

コメント要約機能は、クアルトリクス独自のAIを利用して従業員からのフィードバックを自動的に集約・要約し、これにより、管理職はパターンやトレンドをすばやく特定でき、従業員の匿名性を損なうことなく、自由記述式のフィードバックを大規模に分析することが可能になります。

クアルトリクスの従業員エクスペリエンスプロダクト責任者であるヴォイテク・クービクはこう指摘します。「従業員からの個別のコメントは有益な一方で、すべてを確認することは管理職やチームリーダーにとって負担が大きく、また、特定のコメントに目が行き、チーム全体のフィードバックに共通する傾向を見つけることが困難となり、バイアスのかかった解釈に繋がりがちです」

コメント要約機能によってフィードバックを実用的なインサイトに変換するため、人事部門や管理職は時間を有効活用でき、職場における信頼度と満足度を向上させることができます。

 

3.クアルトリクスの対話型フィードバックにより、従業員アンケート調査を最大限に活用

不完全または曖昧な回答は、時間とリソースを浪費し、有益なインサイトの発見も困難にします。クアルトリクスの対話型フィードバック機能は、Qualtrics AIを利用してアンケートの回答を分析し、不完全な回答や曖昧な回答を検出すると、回答者にさらに詳しい情報を提供するよう促します。

ある比較研究によると、Qualtrics AIがアンケート回答者に詳しい説明を求めると、回答者の4割が追加情報を提供し、その新しい回答はより包括的で具体的なものになり、文字数は約4倍に増え、より広範なトピックをカバーしていることがわかりました。注目すべきは、この機能による回答者の離脱率や負担感の増加は見られなかったことです。回答者に追加情報の提供を的確に促すことで、人事部門や管理職は従業員フィードバックをより実用的なインサイトに変え、従業員アンケートの全体的な効果を高めることができます。

 

今日の従業員エンゲージメントにおける課題

今日のハイブリッド型やリモート環境の職場において、管理職はチームを効果的に導くための最適なプロセスを必要としています。世界中の35,000人以上の従業員を対象としたクアルトリクスの最新グローバル調査によると、従業員からのフィードバックに基づいて会社が良い方向に変わったと感じている一般社員は、全体のわずか半数でした。従業員の声が十分に反映されないと、従業員の企業に対する信頼を損なう原因となります。多くの一般社員は経験が浅い新任管理職の下で働いています。彼らは従業員フィードバックの理解や適切な行動計画の策定に苦慮しており、複雑なチーム用ダッシュボードではチームの現状や改善点が把握しづらいのが現状です。結果として、レビュープロセスに時間がかかり、フィードバックの見逃しや、問題解決の遅延を招いています。

従業員エンゲージメントの課題を解決するために設計された新機能について、先述のヴォイテク・クービクは次のように述べています。「当社の新しい生成AI機能は、安全かつ責任ある方法でAIを活用できるよう企業を支援します。高度な要約機能で迅速にインサイトを抽出し、自然言語を活用してデータをシームレスに操作して理解を深め、回答をより包括的に引き出せるようになりました」

 

導入成功事例

アディダスは、フォーブス誌で「世界最高の雇用主」の一社として高く評価されています。これは、従業員エクスペリエンスと業績に本質的な関連性があることを深く理解し、それに基づいた具体的なアクションを実行する同社の卓越した能力の証です。同社はXM for Employee Experience向けQualtrics Assistを導入することで、従業員エクスペリエンスへの取り組みをさらに強化し、これにより、あらゆるレベルの管理職が、フィードバックに基づき効果的なアクションを実行できるよう環境を整えました。

アディダスでピープルインテリジェンス担当シニアディレクターを務めるセバスチャン・プロヤーン博士は次のように述べています。「Qualtrics AIを活用して、インサイトを民主化し、バイアスを軽減し、大幅な時間削減を実現しました。特に時間の制限が厳しい店舗や配送センターの管理職は、データの解釈や膨大なコメントの読み込みに煩わされることなく、成果を生み出す業務に集中できるようになりました」

米国保険企業のAllstateは多数の従業員を抱えるがゆえに、自由記述式のコメント分析に大きな課題を抱えていました。レビュープロセスに多大な時間を要し、結果として年間で実施できるアンケートの回数が限られていました。この課題に対処するため、Allstateはクアルトリクスのコメント要約機能を導入し、これにより、膨大なフィードバックを構造化され、自動的かつバイアスの無い形で効率的に分類・要約することが可能になりました。本ソリューションの活用により、従業員フィードバックから主要なテーマを特定するのに数週間かかっていた作業、わずか数時間で完了できるようになりました。さらに、アンケート実施の頻度と接点を増やすことで、より継続的な従業員へのリスニング施策が可能になりました。

Allstateのグローバル従業員リスニング・エンゲージメント担当チームリーダーのキエラ・コナーティ氏は次のように述べています。「最新のデータに基づいて、わずか48時間で経営幹部向けのプレゼンテーション資料を作成するなど、これまでは考えられませんでした。それが、エンゲージメントなどのスコアだけでなく、従業員が何を語り、どのように感じているかまでも、短時間で把握できるようになったのです」

XM for Employee Experience向けQualtrics AIについて、詳しくはこちらをご覧ください。

【クアルトリクスについて】
クアルトリクスは、体験管理(XM)カテゴリーのリーダーおよびクリエーターです。クラウドネイティブのソフトウェアプラットフォームを通じて、組織が卓越した体験を提供し、顧客や従業員とより深い関係を構築できるよう支援します。クアルトリクスが提供するインサイトを活用することで、組織はビジネスの最大の問題点を特定し、それを解決し、優れた人材を確保してそのエンゲージメントを高め、適切な商品やサービスを市場に投入することが可能になります。全世界で約20,000社ものお客様がクアルトリクスの高度なAIを活用して、人々の声を集め、分析し、それをもとにアクションを起こしています。また、膨大な体験データに基づいた、人間の感情についての世界最大規模のデータベースも構築しています。クアルトリクスの本社は、米国ユタ州プロボとシアトルの2カ所にあります。詳しくは、qualtrics.comをご覧ください。

【クアルトリクス合同会社について】
クアルトリクス合同会社(所在地:東京都千代田区丸の内1丁目5ー1 新丸の内ビルディング 37F、代表者:熊代 悟)は、2018年に国内で事業を開始した、Qualtrics LLC(本社: 米国ユタ州プロボ)が100%出資する日本法人です。日本におけるクアルトリクス 製品の販売・サポート・導入支援を提供しています。
URL :www.qualtrics.com/ja/