調査レポート
2022年 従業員エクスペリエンス トレンド [日本レポート]
過去2年間のコロナ禍を通して、人々の働き方や価値観の変化を背景として、企業はさまざまな新しい施策を導入するようになりました。これほど明確に、そして急速に従来の働き方が見直されたことは、これまでなかったといえるでしょう。
2022年を展望すると、企業にとって、また人事部門にとって、難しいチャレンジが続くものと予想されます。「大退職の時代」が到来するといわれる海外と比較すると、日本における変化は穏やかなものかもしれません。しかし、従来の働き方にはなかった多くの「選択肢」があることに従業員が気づき、自身に適した働きやすい職場を探し、自身の生活を大事にする働き方を嗜好する傾向が強くなってきています。
特に、マネージャーには、従業員を動機付け、適切に育成し、組織として業務を円滑に遂行していく責任が求められます。今後も、出勤とリモートワークを組み合わせたハイブリッド型の勤務が定着することを勘案すれば、これらは従来以上に難しい職務となるはずです。このほか、職場環境の整備、D&Iの推進、ウェルビーイングへの配慮なども重要な人事関連テーマとして位置付けられます。
本レポートでは、クアルトリクスが2021年末に実施した調査から、日本の結果にフォーカスを当てながら、データから読み取れる従業員エクスペリエンス管理に関する重要な最新トレンドをお伝えします。