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パルスサーベイに盛り込むべき質問とは

この記事は 7分 で読めます
従業員の意見を聞きたい際に、必要に応じて、基本的にはどのような質問でも投げかけることができるのが パルスサーベイ です。


パルスサーベイとは

企業は、テクノロジーと職場の革新のペースに遅れないようにする必要があります。そのためには、従業員からのフィードバックをより頻繁に受けることが必要です。そこで登場したのが、従業員の声に耳を傾け、より頻繁にフィードバックを収集するための貴重なツールである 従業員パルスサーベイです。

パルスサーベイは、毎年行われる従業員エンゲージメント サーベイを代替するものではありません。パルスサーベイは、より緊急性の高い小規模な問題や、特定のニーズのヒヤリングのために使用されます。また、収集する回答は、短くかつ実用的な内容である必要があります。

パルスサーベイは、エンゲージメントサーベイよりもはるかに短い時間で実施されます。質問とその長さは、パルスの頻度によって異なり、毎週、毎月、四半期のパルスでも異なります。

従業員パルスサーベイの実施はクアルトリクスにお任せください

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パルスサーベイにはどのような質問を含めるべきか

パルスサーベイには、何を質問すべきかという決まりが存在しないため、非常に汎用性の高い調査です。質問内容は、達成したい目標によって全く異なります。まずは組織の戦略的優先事項から始め、次に人事部門の目標を設定することを推奨します。

パルス サーベイに含まれるすべての質問は、何らかの形で実現可能な目標に貢献するものである必要があります。「あればいい」という項目は取り除き、関係のない質問は徹底して排除しましょう。

質問内容がすべての回答者に当てはまることを確認することも重要です。回答者に、自分に当てはまらない質問に回答させようとすることは、回答者がアンケートに不正確な内容を記入する・放棄することなどに繋がります。

最も重要なことは、アンケートの内容を、その後に取るアクションに重点を置いて作成することです。アクションに結びつかない設問がある場合は、本当にその設問を含める必要があるかどうかを検討することが推奨されます。

正しい質問の組み合わせ

パルスサーベイの効果を最大限に引き出すには、結果、ドライバー自由記述 3種類の質問 をバランスよく組み合わせることが必要です。

  • 成果:「トラッカー項目」とも呼ばれます。これは、例えばエンゲージメントやeNPSのように、”同僚や友人に(雇用主を)推薦する可能性はどの程度ですか?”といった測定に関係のあるものです。通常、この項目のスコアが時間とともに上昇傾向にあることを確認したいと思うでしょう。原則として、結果項目そのものはアクションに結びつきません。
  • ドライバー:トラッキングしている項目に(プラスまたはマイナスの)影響を与える会社の慣行や行動です。例えば、eNPSのドライバーは「適切なレベルのトレーニングを受けていると思うか」、「仕事量の管理について上司がサポートしてくれると思うか」などが考えられます。

ある項目に影響を与える主要なドライバーが何であるかは分かっていても、統計的な分析をしなければ、それは単なる推測に過ぎないかもしれません。ドライバー項目は常に実行可能であるべきです。

  • 自由記入: 自由記入方式では、自由形式の質問に対して従業員が自分の言葉で回答を書き込むことができ、インサイトに貴重な深みを与えることができます。例えば、「なぜこの会社を家族や友人に勧めたいと思いますか/思いませんか」、「あなたの職務に不足しているトレーニングは何だと思いますか」などが挙げられます。

得られた定性データは、結果やドライバー質問から得られる定量データに文脈を追加するのに役立ちます。AI を援用したセンチメント分析、テキスト分析ソフトウェアを利用すると、オープンテキストから簡単にインサイトを抽出することが可能になります。

関連参考資料
eBook 『エンゲージメントを超えて:従業員エクスペリエンス プログラム設計ガイド

eBook 『従業員の「体験」を管理する~富士通、LIXILはどのように従業員の声に耳を傾けているか

パルスサーベイを構成する

クアルトリクスは、70:20:10 の構成を推奨しています。

  • ~70% ドライバー/アクション可能な項目
  • ~20% 成果項目
  • ~10% 自由記入

パルスの設問のほとんどは、実行可能な項目であるべきです。組織に対してスコアを報告できるよう、「成果」を増やしたくなりますが、結局のところ、成果は興味深いものであっても、行動を起こすことはできないのです。

例えば、自社を家族や友人に勧める人の重要なドライバーは、従業員が自分の役割で新しいことや興味深いことに自由に挑戦できることだと知っているとします。その結果に対する自分のスコアを知ることと、そのキードライバーに対してできる改善点を特定すること、どちらが有益でしょうか?

最後に、パルスサーベイの項目を検討する際には、前四半期や先月など、特定の期間に固定することを検討するとよいでしょう。これは、従業員に定期的にアンケートに回答してもらう場合に、特に有効な方法です。

パルスサーベイの質問の分類と例

ここでは、パルスサーベイに盛り込むのが適切な質問をリストアップしています。以下を参考に、自社にとって重要だと思われることを盛り込んでみましょう。70:20:10の法則でアンケートを構成し、常に自由なコメントができるようにテキストボックスを設定します。

年1回の従業員エンゲージメント調査フォローアップ

  1. アンケートの結果は受け取りましたか?
  2. アンケートの結果、経営陣が積極的に行動したことに気づきましたか?
  3. その他、年次調査についての意見をお聞かせください。

職場の風土

  1. (会社名)で自分が大切にされていると感じますか?
  2. ワークライフバランスはとれていると思いますか?
  3. 我が社の文化を3つの単語で表現してください。

リソース(有形)

  1. 仕事をこなすための環境は整っていますか?
  2. 仕事をこなすためのテクノロジー、ツール、ソフトウェア、設備は揃っていますか?
  3. どうすればリソースを改善できるとお考えですか?

リソース(無形)

  1. 仕事をこなすための情報に問題なくアクセスできますか?
  2. 仕事をこなすために必要なスキルが自分に備わっていると感じますか?
  3. どのようなスキルやトレーニングが必要ですか?

マネジメント

  1. 上司は親しみやすいと感じますか?
  2. 上司にサポートされていると感じますか?
  3. 上司にもっと違ったアプローチを取ってほしい事柄はありますか?

成長・発展

  1. 業務をこなす中で、十分な学習の機会は与えられていますか?
  2. 現在の仕事は、キャリアゴールと一致していますか?
  3. チャレンジしたいと思っている新しい領域はありますか?

コンプライアンス・法務

  1. 職場は安全ですか?
  2. あなたの業務環境は快適ですか?
  3. 職場で差別されたことがありますか?

ダイバーシティ&インクルージョン

  1. 我が社ではさまざまな背景や信条、特性を持つ人々を歓迎していると思いますか?
  2. 我が社の従業員全員の意見が尊重されていると感じますか?
  3. 我が社の DEI を向上させるためには、何をすればよいと感じますか?

トレーニング

  1. 受けたトレーニングはどの程度役に立ちましたか?
  2. トレーニングの担当者は、興味を惹くスタイルでトレーニングを展開しましたか?
  3. その他、どのようなトレーニングを受けたいと思いますか?

ウェルビーイングとレジリエンス

  1. メンタルヘルス面で、十分な支援が提供されていると感じますか?
  2. 我が社は従業員の健康を真剣に捉えていると感じますか?
  3. 援助が必要な場合、何をすれば良いか把握していますか?

自社から発信されるメッセージ

  1. 会社からのメッセージは、あなたにどの程度情報を提供していますか?
  2. 自分に何が求められているのかを明確に理解していますか?
  3. 会社からのメッセージについて、改善してほしいポイントはありますか?

チームの力関係

  1. チームメンバーとの絆・つながりを感じますか?
  2. 仕事量はチーム内で均等に分散されていると感じますか?
  3. チーム全体として改善すべきポイントはありますか?

顧客志向

  1. お客さまの課題を解決するために、その場で判断する裁量が与えられていると感じますか?
  2. 良質なカスタマーサービスを提供するために、正しいトレーニングを受けてきたと思いますか?
  3. お客さまを第一に考えていなかったと感じた機会はありましたか?

その他

  1. 新しいロゴは気に入っていますか?
  2. 忘年会でやってみたいことはありますか?
  3. コーヒーマシンの設置場所は今のままで良いでしょうか、それともキッチンエリアに動かすべきでしょうか?

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