ページビュー

ページビューについて

ウェブサイトとアプリのインサイトを使用する主なメリットは、ウェブサイトやアプリとの統合が容易であることです。コード更新をデプロイする必要はなく、すべてはプロジェクトデプロイメントコードスニペットまたはモバイルアプリの API 文書を使用して行われます。導入後は、開発チームに頻繁に関与しなくても、必要な機能を迅速にロールアウトできます。

このコードスニペットがウェブサイトやアプリで実行されるたびに、インターセプトの条件と設定を合格したかどうか、合格した場合の招待の種類が評価されます。何も表示されていなくても、コードはまだ評価されて判定されています。

一部の機能では、ウェブサイトやアプリに何も表示されない場合でも価値があります。たとえば、デジタルエクスペリエンス分析では基盤となるセッションが取得され、エクスペリエンス全体でフラストレーション指標が追跡されます。XM Directoryインテグレーションは、インターセプトが表示されていない場合でも、XM Directory内に連絡先を作成します。

ページビューは、Web サイトおよびモバイルインサイトの主要コンポーネントです。ページビューは、ウェブサイトまたはアプリでクアルトリクスコードスニペットがロードされるたびに増加します。これにより、コードの実行、ウェブサイトやアプリでの動作の決定、クアルトリクスによる組織の使用状況の追跡が可能になります。

クアルトリクスコードが実行されるたびにページビューが増加し、クアルトリクスがサイトまたはアプリのロジックを評価する頻度が追跡されます。

Web サイトのページ表示の確認

ウェブサイトでページビューを直接表示することで、ウェブサイトがクアルトリクスコードスニペットを実行している頻度を確認できます。

1. Web サイトにナビゲートします。
2. 開発者ツールを開きます。Web ブラウザに応じて、アクセス方法が異なります。
   • Google Chrome: Chrome メニューバーで、View → Developer → Developer Tools に移動します。
   • Apple Safari: Safari で [開発] メニューが有効になっていることを確認します。これを行うには、メニューバーの Preferences → Advanced → Show Develop メニューに移動します。Safari メニューで [Develop] をクリックします。
   • Mozilla Firefox: メニューアイコンをクリックし、[Web Developer] を選択します。
   • Microsoft Edge: メニューバーで、ツール → 開発者 → 開発者ツールに移動します。
   • Internet Explorer: 歯車のアイコンをクリックし、 [開発者ツール] を選択します。
3. 表示されるウィンドウで、ネットワークに移動します。
   
4. 検索バーに「ZN_」と入力します。
5. ページをリフレッシュします。
6. ZN_XXXXXX値はクアルトリクスネットワークのリクエストです。ネットワークタブの各値は、ページビューと等しくなります。Web サイトのナビゲート中に [ネットワーク] タブを開いたままにすると、すべてのページにネットワーク要求またはページビューが表示されます。
   
   ヒント：ページに何も表示されない場合でも、ページビューは増加します。

モバイルアプリのページビューのチェック

モバイルアプリに実装されている場合、モバイル SDK が初期化または評価されるたびにページビューが発生します。詳細については、API 文書を参照してください。

クアルトリクスのページビューのチェック

クアルトリクス内のページビューは、次の2つの場所で確認できます。

• プロジェクト統計タブ：このタブには、すべてのクリエイティブとインターセプトを含む、プロジェクト全体の統計が含まれます。詳細については、プロジェクト統計タブのサポートページを参照してください。
• 管理レポート：このタブには、組織でのウェブサイト／モバイルインサイトプロジェクトの使用に関連する統計とデータが表示されます。詳細については、「ウェブサイト／アプリインサイトの管理」を参照してください。

ページビューを最小化するためのベストプラクティス

サイトのページビューを最小限に抑える場合は、以下のベストプラクティスを考慮してください。

• ページごとに 1 つのコードスニペットのみが実行されていることを確認します。
  ヒント：同じページにネットワークリクエストが3～4回表示されている場合は、3～4個のページビューが増加します。開発チームと協力してクアルトリクスコードを編集し、1ページにつき1回のみ実行します。
• クアルトリクスコードを特定のページにのみ追加します。
  注意：クアルトリクスコードがないページでは、「サイト履歴」、「ページ数」、「消費時間」ロジックの詳細を見逃すことになります。また、フィードバックを収集する場所を拡張するたびに、デプロイメントチームと協力する必要もあります。
• すべての訪問者ではなく、訪問者のサンプルに対してのみロードするようにコードを設定します。
  例: 訪問者の 100% に対してコードを実行する代わりに、X% に対してのみコードがロードされます。そのサンプルにいないユーザーは、クアルトリクスとのやり取り、データ収集、セッションなどはありません。この数値を更新すると、実際のコードスニペットが変更されるため、デプロイメントチームと連携する必要があります。また、この番号を更新する必要があるたびに、チームを通じて更新する必要があります。
  ヒント：ウェブサイト実装のためにこのサンプルレートを設定するには、コードスニペットを手動で更新する必要があります。
• インターセプトを実行していない場合は、プロジェクトコードを無効化してページ表示の増分を停止できます。これにより、Web サイトまたはアプリ全体でのコードスニペットの実行がオフになります。プロジェクトの無効化の詳細については、デプロイメントタブのサポートページを参照してください。
  注意: モバイルでプロジェクトコードを無効化するには、2.9.0 (iOS) および 2.10.10 (Android) 以上のバージョンである必要があります。