ステップ1：従業員エンゲージメントアンケートの準備

プロジェクトコンテンツの開発

従業員エンゲージメントプロジェクトを構築するための最初のステップは、質問を決定することです。エンゲージメントアンケートのコンテンツを作成する際には、アンケートをできるだけ簡潔かつシンプルに保ち、従業員のエクスペリエンスを向上させるために行動を起こすことができる特定の行動に的を絞って質問することがベストプラクティスであることに注意してください。通常、3 つの質問グループが使用されます。エンゲージメントを測定する質問や、アクションを起こしたい行動指標や、自由回答フィードバックの質問、デモグラフィック質問（必要な場合）です。

• 尺度による質問：これらの質問は、エンゲージメントアンケートの大部分を形成します。通常、これらのアンケートは30-50件の記述で構成されており、従業員エクスペリエンスに焦点を当て、参加者に自分の同意レベルを評価するよう依頼します。すべての記述は、社員のエクスペリエンスの全体像を形成する特定のカテゴリーまたはテーマにまとめる必要があります。カテゴリには、「コミュニケーション」、「認識・承認」、「経営陣の信頼感」などがあります。また、従業員エンゲージメントを具体的に測定する3～5問の質問がアンケートに含まれていることを確認する必要もあります。
• 自由回答の質問： 自由回答欄の質問では、回答者から自由記述のコメントを収集できます。最も効果的な従業員エンゲージメントアンケートでは、自由回答の質問を使用して特定のフィードバックを収集し、エンゲージメントアンケートの結果をより深く掘り下げることができました。
• デモグラフィックデータ：従業員エンゲージメントプロジェクトにデモグラフィックデータを組み込むには、次の 2 つの方法があります。
  • HRIS データベースまたは人事情報システムからデモグラフィックデータを取得し、参加者リストのアップロード時に含めます。HRIS システムからデータを取得できない場合にのみ、アンケートでデモグラフィックの質問をすることをお勧めします。
  • アンケートにデモグラフィックデータを収集するための質問を含めます。デモグラフィックの質問は、多肢選択式の質問として最も一般的に設定され、在職期間、事業所の所在地、言語、性別などの情報を収集します。

こちらをクリックして質問例をダウンロードしてください。 こちらをクリックして、対象分野のエキスパートからのベストプラクティスの推奨事項をご覧ください。

プロジェクトに適した階層の決定

Qualtricsプラットフォームで組織の階層を作成することは、ダッシュボードでレポートを最大限に活用するための鍵となります。正確な階層により、ダッシュボードの権限設定やエンゲージメントアンケートの回答フィルタリングを簡単に行うことができます。親子階層またはレベルに基づく階層を使用して、組織図を構成します。

組織で利用可能なデータに最も適した階層タイプを選択したら、Qualtricsに階層を入力するために必要なデータのコンパイルを開始します。使用する階層のスタイルについて、以下のテンプレートをダウンロードします。

親子階層の例:

ここをクリックして、親子階層のテンプレートにアクセスします。[Unique Identifier] 列は [Employee ID] として機能できることに注意してください。

レベルに基づく階層の例:

ここをクリックして、レベルに基づく階層のテンプレートにアクセスします。ライセンスがこの機能にアクセスできる場合は、 Unique Identifier 列が表示されます。

参加者アップロードデータファイルの書式設定

参加者データファイルを設定すると、各参加者がファイルの行に一覧表示されます。ファイルの最初の 3 列には、参加者の名、姓、メールアドレスが表示されます。ファイルの追加列には メタデータまたは参加者情報の追加変数がリストされます。このメタデータは、組織の階層の作成に使用することも、ダッシュボードのフィルタに使用することもできます。

• 親子階層固有のメタデータ：各社員の行には、社員の “Employee ID” とマネージャーのEmployee ID (“Manager ID”) の両方を含める必要があります。これら 2 つの ID は 2 つの異なる列で取得されますが、階層の作成には連携して機能します。
• レベルに基づく階層固有のメタデータ：このメタデータは組織によって異なります。列の値は、列が追加されるにつれて、より多様になります。通常、第 1 レベルの列には従業員の部署情報が指定され、第 2 レベルには部署内の部門名が表示され、別のレベルにはそれらの部門内のチーム名が表示されます。
• 追加メタデータ： ダッシュボードフィルターで使用するために参加者データファイルに一般的に追加されるメタデータ値には、場所、在職期間、年齢グループ/世代、性別が含まれます。

参加者データファイルの書式設定の詳細については、 こちら からステップ3の「参加者ファイルの作成とアップロード」を参照してください。詳細については、「 参加者ファイルのインポート準備 」サポートページを参照してください。

アンケートコミュニケーションの作成

アンケートの質問を作成して階層テンプレートを準備したら、従業員エンゲージメントプロジェクトに参加するよう社員を招待するメッセージのドラフトを作成する必要があります。ほとんどのプロジェクトには、招待メールと2つのリマインダーメッセージがあります。

プロジェクトコミュニケーションのドラフトを作成する際には、従業員エンゲージメントプロジェクトへの参加時に何を期待すべきかを従業員が把握できるように、いくつかの重要な要素を含めることをお奨めします。以下のチェックリストを使用して、メールに漏れがないことを確認してください。

メッセージに含む内容のチェックリスト

• 予想されるプロジェクト期間
• プロジェクト終了日
• プロジェクトの目的と、過去のプログラムから得られた主な結果に関する簡単な説明
• プロジェクトの匿名のしきい値とプロジェクトの機密性に関する声明
• プロジェクトへのリンク
• プロジェクトの質問に対する内部電子メールアドレスおよび連絡先詳細

ここをクリックして、エンゲージメントプロジェクトの招待およびリマインダーメッセージの例をダウンロードします。メッセージの詳細については、「 メールメッセージの概要 」サポートページを参照してください。

ダッシュボードのユーザーとそのデータ目標の特定

ダッシュボードを構築する前でも ダッシュボードが誰のものか ユーザーがこれらのダッシュボードで何を達成する必要があるかを考えることが重要です。ここでの発見事項は、ダッシュボードに含めるデータとその提示方法に関する決定を促進するだけでなく、その前に参加者ファイルにどの情報を含める必要があるかを決定する際に役立ちます。

ダッシュボードを使用すると、さまざまなオーディエンスが複数のダッシュボードを作成することなく、さまざまな方法でデータを表示することができます。ダッシュボード内のデータの主要ビューは階層に基づいており、マネージャは階層をドリルダウンして、所属するユニットの結果を分析することができます。ただし、ユーザの一次的なニーズが階層とは異なるインスタンスに対して役割を作成することもできます。上記のテーブルは、役割を作成する必要があるかどうか、およびその種類を決定するのに役立ちます。

プロジェクトタイムラインの作成

エンゲージメントプロジェクト例を準備する最後のステップは、プロジェクト開始のタイムラインを作成することです。以下の表を使用すると、エンゲージメントプロジェクトタスクの概説、目標日付の割り当て、および完了の追跡に役立ちます。

FAQ