ループと結合
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ループと結合について
ループと結合により、質問のブロックを利用して、回答者に対して複数回、質問を動的に繰り返すことができます。
ループと結合でできることの簡単な例として、「ループと結合のアンケート例 (英語)」を参照してください。
ループと結合の有効化
ループと結合を有効にすると、質問のブロックをどのように繰り返すかを指定できます。 質問、数値、または事前定義フィールドに基づいてループするよう選択できます。
次のステップは、ループと結合フィールドの作成と理解です。
ループと結合フィールド
ループと結合を有効にするたびに、ループと結合のフィールドが作成されます。 これらのフィールドを利用して、ループごとに異なるダイナミックテキストを作成できます。
各ループには独自のフィールドのセットがあります。 [フィールド1]は、ループの「名前」です。 [フィールド1]には、前の質問の回答選択肢を適用するか、手動でテキストを入力できます。 これらのオプションについての説明は、以下のとおりです。
1つ目のループは[紳士服]、2つ目のループは[婦人服]などとなります。
[フィールド1]にテキストを入力した後、追加するフィールドを作成できます。 フィールドを追加または削除するには、プラスとマイナスのボタンをクリックします。
各ループの追加フィールドにテキストを入力するには、フィールドをクリックして、ボックスに直接テキストを入力します。 必要なフィールドがすべて揃うまで、フィールドの追加と入力を続けます。
このアンケートの最初のループでは、[フィールド1]が[紳士服]、[フィールド2]が[ショートパンツ]というようになります。 2つ目のループでは、[フィールド1]が[婦人服]、[フィールド2]が[ショートパンツ]というようになります。
ループと結合ブロック内では、これらのフィールドを使用して、差し込みテキストで各ループをカスタマイズできます。 [フィールド1]の差し込みにはループの[フィールド1]のテキストが表示され、[フィールド2]の差し込みには[フィールド2]のテキストが表示されます。
回答者が[婦人服]のループにいる場合、最初の質問は「どのくらいの頻度で婦人服売り場で買い物をしますか?」となります。 2つ目の質問は、「どのくらいの頻度でショートパンツを購入しますか?」となります。
これは、回答者が「婦人服」ループにいるときに、[フィールド1]と[フィールド2]がどのように見えるかを示しています。
[フィールド1]を既存の質問の選択肢に自動的に設定する
[フィールド1]を作成した質問の回答選択肢と同じにするには、[次の質問を基にループ]を選択します。 その後、対応するフィールドをクリックして、[フィールド2]、[フィールド3]などに好きなテキストを入力できます。
回答の選択肢ごとにフィールドを追加または削除するには、プラス(+)とマイナス(-)のボタンをクリックします。
[フィールド1]を手動で入力する
[フィールド1]を手動で入力する場合は、フィールドを直接クリックしてテキストを入力します。 他のフィールドに入れたいテキストも同様にします。
行を追加するには、最後の行に値を入力して、キーボードのEnterを押します。
行を削除するには、各行の左にある赤いマイナス記号(-) をクリックします。 フィールドを追加または削除するには、プラス(+)ボタンとマイナス(-)ボタンをクリックします。
質問に基づいたループ
質問を基にループさせることで、前の質問の選択肢ごとに、同じブロックの質問を1回だけ回答者に提示できます。
このループと結合を設定するには、アンケートには少なくとも2つの質問ブロックが必要です。 最初のブロックには、どのループを回答者に表示するかを決定する質問を含めてください。 2つ目のブロックがループされます。
上のスクリーンショットを見てください。 最初のブロック(デフォルトの質問ブロック)では、回答者にどの部門で買い物をするかを尋ねます。 そして、選択した部門ごとに「製品の認識」ブロックを1回ループさせます。
質問を基にループさせるには
- 繰り返すブロックをクリックします。
- [ループと結合]を選択します。
- [ループと結合を有効]をクリックします。
- [次の質問を基にループ]チェックボックスをクリックします。
ヒント: ブロックは以下の質問タイプに基づいてループさせることができます。 多肢選択式、マトリックス表、スライダー、並列、自由回答欄、ランキング、コンスタントサム、グループとランクの選択、ホットスポット。 - ループさせる情報のある質問を選択し、ループさせる回答の選択肢を選択します。
ヒント: 回答の選択肢は、質問の種類によって異なります。 たとえば多肢選択式の質問では、[すべての選択肢]、[表示されている選択肢]、[表示されていない選択肢]、[選択された選択肢]、[選択されていない選択肢]のいずれかをループさせることができます。
- 必要に応じて、[ループの順番をランダム化]チェックボックスを選択します。 各回答者に表示するループの数を制限するには、[ ループの合計数のうち [#] のみ表示]を選択します。
ヒント: 各フィールドの回答はエクスポートできますが、回答者に提示されたループの順番をエクスポートすることはできません。
- [保存]をクリックします。
数値に基づいたループ
自由回答の質問を使って、ブロックをループする回数を決めることができます。
このループと結合を設定するには、アンケートには少なくとも2つの質問ブロックが必要です。 最初のブロックには、ループを何回回答者に表示するかを決定する自由回答の質問を含めてください。 2つ目のブロックがループされます。
ループと結合条件ブロックでは、回答者に子供が何人いるかを尋ねます。 その後、それぞれの子供の年齢ブロックを1回ずつループします。
数値を基にループさせるには
- [アンケート]タブで、繰り返すブロック をクリックします。
- [ループと結合]を選択します。
- [ループと結合を有効]をクリックします。
- [次の質問を基にループ]チェックボックスを選択します。
- 自由回答の質問を選択し、[数字での回答]を選択します。 必要に応じて、許可する最大のループ数を指定します。
- 必要に応じて、[ループの順番をランダム化]チェックボックスを選択します。 各回答者に表示するループの数を制限するには、[ループの合計数のうち [#] のみ表示]を選択します。 さらに、ループと結合の設定の他の列にも情報を追加できます。
- [保存]をクリックします。
静的なループと結合
静的なフィールドを設定することで、各回答者で同じようにアンケートをループさせることができます。 静的なループと結合では、各回答者がループするフィールドを手動入力できます。
静的なフィールドを基にループさせるには
- [アンケート]タブで、繰り返すブロックをクリックします。
- [ループと結合]を選択します。
- [ループと結合を有効]をクリックします。
- 最初の[フィールド1]ボックスに直接入力して、最初のループに[フィールド1]を指定します(デフォルトでは、アンケートは[フィールド1]列の値を含む各行につき1回ずつ、このブロックをループさせます)。
- 行を追加するには、最後の行をクリックします。 行を削除するには、各行の左にある赤いマイナス記号をクリックします。 フィールドを追加または削除するには、プラスとマイナスのボタンをクリックします。 フィールドのテキストの編集と差し込みについて詳しくは、「ループと結合フィールド」を参照してください。
- 必要に応じて、[ループの順番をランダム化]チェックボックスを選択します。 これにより、回答者に表示されるループの順番がランダムになります。 各回答者に表示するループの数を制限するには、[ループの合計数のうち [#] のみ表示]を選択します。
- [保存]をクリックします。
ループ順序のランダム化
ループと結合ブロック内では、ループをランダムな順番で表示したり、各回答者に表示するループの数を制限したりできます。
ブロックにループと結合を設定した後、ブロック上部にある[ループと結合]アイコンをクリックすると、ループのランダム化の設定にアクセスできます。
[ループと結合]ダイアログボックスが開きます。 ループのランダム化を有効にするには、[ループの順番をランダム化]チェックボックスを選択します。 各回答者に表示するループの数を制限するには、[ループの合計数のうち__のみ表示]を選択し、自由回答ボックスに値を入力します。
データへのループ順序の表示
データを表示する場合、各ループは別の質問セットとして扱われます。 ループが5回可能な場合、ループされた質問が5回繰り返されることがデータでわかります。 回答者にすべてのループが表示されていなくても、すべての可能なループがデータに反映されます。
ループと結合のサンプルデータ
「あなたはどのくらいの頻度で$\{lm://Field/1\}部門で買い物をしますか」というサンプルアンケート (英語)の質問では、これと同様の未加工データがCSVファイルに出力されます。
「あなたはどのくらいの頻度で[フィールド1]部門で買い物をしますか」という質問が、データで各ループに1回ずつ、計5回繰り返されます。 ループするブロック内のすべての質問は、ループする質問の選択肢ごとに列を持ち、何回繰り返されたかを表します。
列のタイトルには、差し込まれたフィールドではなく、[フィールド1]が表示されます。 元の質問の選択肢の順序によって、どの列がどの選択肢に属するかを判断します。 たとえば、最初の質問で[紳士服]が1番目の選択肢だった場合、1_Q9列が[紳士服]について尋ねるループのデータとなります。
ループと結合のブロックでのロジックの使用
ループと結合のブロックでは、回答者が現在どのループにいるかに基づく表示ロジックを設定できます。 この機能を使用して、特定のループの間、質問を非表示にできます。
この質問は、紳士服ループでのみ表示されます。
ループと結合に基づく表示ロジックの仕組みについての詳細情報は、リンク先のサポートページを参照してください。
ループされたブロック内の質問に基づく表示ロジックの仕組みについての詳細情報は、リンク先セクションの下部にあります。
ループと結合の無効化
ループと結合を無効にすると、ブロックのループと結合の設定が解除されます。 無効にした後にアンケートに参加した回答者は、ブロックを一度のみ通過します(ブロックは通常とおりに動作します)。