Stats iQの概要
このページの内容:
変数の選択
ワークスペースの左側の変数ペインに、「変数」と呼ばれるアンケートの質問がすべて表示されます。
変数ペイン上部の検索ボックスを使用すると、データセットから特定の変数を検索できます。 検索ボックスの右側にあるドロップダウンメニューをクリックすると、タイプ別に変数を選択したり、データセットのすべての変数を選択または選択解除したりすることができます。
分析する1つ以上の変数を選択して開始します。
分析を実行する
変数の選択後、4つの分析ボタン([Describe(説明)]、[Relate(相関)]、[Regression(回帰)]、[Pivot Table(ピボットテーブル)])のいずれかを選択して、ワークスペースに新しい分析カードを作成します。
分析を実行したことがある場合、新しい分析は古い分析の上に表示されます。
一般的な分析ワークフロー
Stats iQは、好みに合わせて使用できる柔軟なツールです。 以下に、一般的な分析ワークフローの開始手順を示します。
- 目的を熟考する: まず、興味がある1つの変数を特定して、その変数に関する質問を考えます(「満足を促進する要因」や「男性と女性の違い」など)。
- データの分布を確認する(Describe): 統計分析を実行する前に、使用するデータを理解することをお勧めします。 興味があるいくつか(またはすべて)の変数を選択し、[説明]分析を使用してデータを可視化および要約します。 興味深い結果または予期しなかった結果を探し、その分布や異常値を読み取り、興味深い質問内容について考えます。 詳細については、「説明(英語)」ページを参照してください。
- 相関関係の検索(Relate): データの分布を十分に理解したら、[Relate]分析オプションを使用して変数の関係を調べます。 最も興味がある変数を「キー」に設定し、他の変数を選択して、[Relate]を選択します。 Stats iQは各関係に適した統計テストを実行し、結果をわかりやすい英語に翻訳します。最も強力な関係が一番上に表示されます。 結果を調べて、変数とキー変数の統計的な関連の有無をメモします。 詳細については、「相関(英語)」ページを参照してください。
- 回帰分析を実行する: とても興味深い結果については上記で十分に確認できますが、さらに調べる場合は[Regression]を使用できます。 「満足度」などの出力変数をキーにして、「所得」などの出力について可能性がある要因を選択します。 結果との関連が最も高い要因とその関連の程度を理解するには、回帰分析を実行します。 詳細については、「Regression」ページを参照してください。
新しい回答のインポート
Stats iQへの初回アクセス時に、アンケートに対する現在の回答はすべてインポートされますが、その後さらに回答を収集する場合があります。 新しい回答をインポートするには、ワークスペースの右上隅にある緑の[Import[#]new responses]ボタンをクリックします。
ワークスペース
ワークスペースとは関連した分析を保持するための個別の領域で、スプレッドシートのタブのようなものです。 Stats iQを初めて開くと、空白のワークスペースが新規作成されます。
左上隅にある[Workspace 2]というタイトル青いボックスをクリックして、ワークスペースの新規作成、別のワークスペースへの切り替え、現在のワークスペースの名前変更、カードのクリア、削除を実行します。
変数タイプ
Stats iQで使用できる変数タイプは、次のとおりです。
- 数値: 数値で構成されたデータ(10段階評価など)
- カテゴリ: カテゴリに分類される値で構成されるデータ(性別、政党など)
- 時間: 年(2010)、日付(1/27/1984)、タイムスタンプ(4/7/14 19:08)、期間(3:09:02)、または時刻(5:34 AM)で構成されるデータ
- ランク: 順序付けされたカテゴリ(軍の階級など)またはランキング(レースの着順など)で構成されるデータ。 通常、ランクはカテゴリとしてStats iQに最初に組み込まれています。 データのアップロード後、[Variable Settings(英語)]で変数をランクに変更できます。
ヒント: 現在、Stats iQで識別値(英語)は使用できません。 代わりに、多肢選択式の質問の変数タイプを[ランク]に変更して識別値をシミュレートできます。 カテゴリには値1-nが割り当てられます。nは、その質問のカテゴリの総数です。 たとえば、カテゴリA、B、C、Dがある場合、それぞれ1、2、3、4のランクが割り当てられます。
- ID: 一意の値で構成されるデータ(学生IDなど)
- チェックボックス: 多肢選択式の質問によるデータ(「好きな色はどれですか」など)
アンケートデータの使用
Stats iQによるクアルトリクスアンケートで収集されたデータを使用する場合、アンケートの設定方法について考慮すべきことがあります。
回答データと追加の変数
アンケートを実施する前から存在していた一部のデータをStats iQ分析に含める場合があります。 この情報は連絡先リストに埋め込みデータ(英語)として保存し、データを収集する前にアンケートフローに追加する必要があります。
クエリ文字列または連絡先リストに埋め込みデータがあるものの、データを収集する前に追加しなかった場合は、埋め込みデータ要素をアンケートフローに追加し、(英語)さらに新しい回答をインポートします。
Stats iQで変数を作成できますが、これらの変数は他の既存フィールドで作成されます。 詳細については、ロジック(英語)、バケット(英語)、式(英語)変数のサポートページを参照してください。
互換性のない機能
アンケートの[データと分析]タブで行う一部の変数、フィールド、データの変更はStats iQに表示されません。 表示されない内容を以下に挙げます。
- 回答の編集(英語)ヒント: 回答をやり直す リンクで変更されたデータは表示されます。
- バケット変数
ヒント: 代わりに、Stats iQでバケット(英語)変数を作成できます。
- 式変数(英語)
ヒント: 代わりに、Stats iQで式変数(英語)を作成できます。
- 回答の重み設定(英語)ヒント: 代わりに、Stats iQで回答に重みを設定できます。
- [データと分析]で作成されたすべてのカスタムフィールド(英語)
インポートされたデータプロジェクト
XMプラットフォームでは、Stats iQを使用して他の外部ソースのデータをアップロードして分析できます。 インポートされたデータプロジェクトを作成するには、[プロジェクト]ページで[プロジェクトを作成]を選択し、[Research Core]アイコンを選択して[インポートされたデータプロジェクト]を選択します。
[データファイルを選択]をクリックすると、コンピューターから次の形式でファイルをアップロードできます: .xlsx、.csv、.tsv、.sav(SPSS)、.xls。 [ファイル名].[ファイルタイプ].zipの形式(mydata.csv.zip、odata.xlsx.zipなど)を使用し、圧縮形式のファイルをアップロードすることもできます。 Stats iQではTriple-Sファイルも取得できます。このファイルは圧縮形式(myfile.sss.zip)でインポートする必要があります。
[または、データを直接貼り付け]をクリックして、GoogleスプレッドシートまたはMicrosoft Excelからデータをコピーして貼り付けることもできます。
プロジェクトが作成されたら、Stats iQは他のプロジェクトと同じように処理します。 ただし、Text iQやレポートといった他のクアルトリクス機能をこのデータに利用することはできません。