データと分析の概要
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データと分析について
[データと分析]タブでは回答データのフィルタリング、分類、結合、クリーニング、統計解析を行うことができます。
- [データと分析]をクリックして5つの主要セクションを表示します。
- 以降の説明に従っていずれかのセクションを選択します。
- データ
- テキスト
- 分析
- クロス集計
- 重み設定
[データ]セクション
フィルタリング、分類、結合、インポート、データクリーニングの操作の大半は[データ]セクションで行います。 例:
- 以下のオプションを切り替えて回答ウィンドウで結果の表示と確認を行います。
- 「完了」または[記録された回答]
- 「未完了」または[進行中の回答](英語)
- 特定の質問や、保存済みのフィルター、アンケートのメタデータ、連絡先フィールド、埋め込みデータフィールドでフィルターします。(英語)
- 演算子を使ってフィルターをさらにカスタマイズします。
ヒント: 詳細については「回答のフィルタリング(英語)」ページを参照してください。 - ページごとに回答を確認します。
- [エクスポートとインポート]ドロップダウンメニューをクリックして複数のアンケートから回答をインポート(英語)して結合(英語)したり、以前のダウンロードを管理したり、さまざまな形式でデータをエクスポートできます。
- [編集]ボタンをクリックして回答に緑色のプラス記号を表示させます。このプラス記号を使って各回答に答えを追加したり、不適切な言語を削除するなどの重要な変更を加えることができます。
ヒント: 詳細については「回答の編集(英語)」ページを参照してください。 - [ツール]ドロップダウンメニューから回答の(英語)削除、列のレイアウトの保存、回答の翻訳(英語)を行うことができます。
- 列のヘッダーをクリックして列の移動、非表示、名前の変更、並べ替え(大きい順に並べ替えなど)を実行できます。 回答を数値(識別値とも呼ばれます)として列に表示することもできます。
ヒント: 詳細については「記録された回答」ページを参照してください。 - [アクション]ドロップダウンメニューを使って個別の回答の削除、PDFへのデータのエクスポート、アンケートのやり直し(英語)を実行できます。
[テキスト]セクション(Text iQ)
[テキスト]セクションにはText iQツールが用意されています。 Text iQを使って、自由回答欄による回答と解析用トピックをタグ付けします。 以下の画像では次のような操作を行っています。
- 複数のトピックを[トピック]ペインにタグ付けしています(「食べ物」、「ハンバーガー」、「アイスクリーム」など)。
- 複数のトピックを回答に割り当てることができます。
- 見出し語認定(英語)では、異なる言葉を同一単語と識別します。(「バーガー」と「ハンバーガー」など)
Text iQはサマリーチャートを生成します。 たとえば、5人の回答者が「バーガー」または「ハンバーガー」と回答したとします。
自由回答欄による回答を詳しく見るために、新しいトピックを必要なだけ作成します。 さらに、Text iQの検索ではトピックを絞り込んで見つけることができます。 見出し語認定(英語)とスペルチェック(英語)を使ってトピックのタグ付けを高速化することもできます。
- 見出し語認定: 活用形ごとに単語を分けて(「car」という単語の場合は「car」、「cars」、「car’s」、「cars’」など)、適切にタグ付けします。
- スペルチェック: 「ice creem」や「icecream」など、さまざまなスペルミスのパターンを「ice cream」としてタグ付けします。
[分析]セクション(Stats iQ)
[分析]セクションをクリックするとクアルトリクス Stats iQが起動します。 このツールを使うと詳細な分析、トレンドの特定、予測モデルの作成が実行できます。 Stats iQは、初心者からエキスパートまで高く評価されている、高機能な統計ツールです。
Stats iQには[分析]セクションからアクセスします。 この画面では次の操作を実行できます。
- 変数ペインを使って変数を選択します。 任意またはすべての質問をアンケートに含めることができます (検索ボックスから変数を簡単に見つけることができます)。
- いずれかの分析ボタン([説明(英語)]、[関連(英語)]、[回帰(英語)]、[ピボットテーブル(英語)])を選択して、選択した変数の統計を開始します。
- 各分析は分析カードとしてワークスペースに表示され、以前のカードの上に新しいカードがそれぞれ表示されます。 カードの集まりをワークブックといいます。
Stats iQではクアルトリクスで収集したデータだけでなく、インポートされたデータプロジェクトの指示に従ってアップロードした、クアルトリクス以外のデータも分析できます。 詳細については「Stats iQの概要」ページを参照してください。
単一の変数の重み設定
アンケートでは多数の人からサンプルを回収することがあります。 [重み設定]セクションでは、少数派層の回答が反映されるようにサンプルを調整することができます。
たとえばカナダ中から集まった会議の出席者に対してアンケートを実施しようとしているとします。また、州ごとの参加者数と人口が異なっていても、均等に回答が反映されるようにしたいとも考えています。 アンケートの重みを再設定することで、目的の比率を反映することができます。 以下の画像では次のような操作を行っています。
- アルバータ州の出席者数はアンケート参加者の7.5%に過ぎませんが、州の人口はカナダ全体の11.57%を占めます。
- 一方で、オンタリオ州の人口はカナダ全体の38.26%を占めますが、アンケート回答者ではたったの7%です。
- ユーコン準州の人口はカナダ全体の0.10%に過ぎませんが、アンケートでは多数派となる10.4%を占めています。
重みは[目的の比率]列で、パーセントを設定して簡単に変更できます。 パーセントの合計は100%になるようにします。
回答の重み設定は結果レポートに適用できます。 重み設定は全体(レポート全体)に対して、または単一の表示(グラフや表)で有効にしたり無効にできます。
複数の変数への重み設定
複数の変数への重み設定では以下の2つのオプションを使用できます。
- レイキング重み設定: 2つ以上の変数を個別に計算して横並びで表示します。
- 連結重み設定: 2つ以上のデモグラフィックを重ねて表示します。 たとえば、「経験年数」という変数を「州」という変数と併合します。
重み設定に関する意思決定
以下のように、アンケート結果をゆがめるさまざまな要因があります。
- 無回答: 特定のデモグラフィックがアンケートに回答しない。
- パネルデザイン: パネル(対象となる回答者のリスト)の選択が適切ではない。
- 自己選択: アンケートに参加した人が対象となるデモグラフィックを反映していない。
- サンプルサイズ: 有意な数の回答者が集まらない場合がある。
このような場合に[重み設定]セクションが役に立ちます。 ここでは、回収した回答から、信頼性の高い結論に達するのを妨げるデータの代表性に関する問題を調査して解釈することができます。
問題の内容に応じて、以下の対応が必要になる場合があります。
- アンケートを再開して少数派層から追加の参加者を指定するか、
- 既存の回答の重み設定を変更して、調査目標の正確性がより正しく反映されるようにします。